アブ-アリ・プロジェクト

山岳民族の誇りを守る活動

皆さん、こんにちは。
今日もアブアリの活動の一端をご紹介します。

山岳民族としての誇りを守るために、その言葉を含む文化の伝承もアブ-アリの大きな活動の一つになってます。
残念ながら、タイ人の間で山岳民族に対する偏見、差別は顕著な形で存在しています。その差別撤廃の運動も、活動の一つです。
アブ-アリは小さい団体ですので、他の地域のNGO団体との交流も図り、共同で山岳民族のアイデンティティーを守っていく活動にも参加しています。
討論会
↑ 文化を守るための『ミーダ討論会』

(続きは

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約30年程前くらいから、山岳の村に宣教師さんたちが入ってくるようになりました。
『子供達が多いと貧乏になっちゃうよ。』・・・と言うことで、政府の政策を手伝う形でバースコントロールを名目に村に入ってきました
宣教師さんたちの本当の目的は、もちろん宣教のためです。
『宗教を変えると学校に連れてってあげるよ。病気になったら病院に連れてってあげるよ。』

宗教を変えることは、今までの伝統的な文化、宗教行事をすべて捨てなければならなくなりました。
本当はアブ-アリとしては、宗教は宗教、文化は文化と分けて、残していくような教育をしていきたいのですが、
文化と宗教が一体化して、宗教が変わるということは文化も変わらなければならなくなっちゃった。
なぜなら、宣教師さんたちは、昔から民族に残る、宗教にまつわる様々なことを認められなかったからです。
このように、アカ族としてのアイデンティティーが失われつつあります。

アリヤとしては、宗教は個人の自由ではあるが、文化までは変わってほしくない。
言葉をはじめとして、衣装、宗教行事、農業、伝統文化(刺繍、草木染、機織り)など、自分達が暮らしてきた文化、自分が山岳民族であると言う誇りを、捨てないで、忘れないでほしい。
・・・と言うのがアリヤの希望です。
アカ語研修
↑ アカ語の勉強です。
アカ語にはもともと文字が存在しないのですが、タイ・ミャンマーを含む周辺4か国に散らばるアカ族の人々が、アルファベットの表記法を統一で編み出し、普及に努めています。

一番上に掲載されている写真の『ミーダ討論会』について少し触れます。
今現在、タイ人は露骨に、山岳民族に対して偏見を持ち、差別してきます。
アカ語で、『หมี่ดะ(ミーダ)』と言うのは、『若い娘さん』を意味する言葉なのですが、
それが『結婚した若い娘にSEXの方法をを教える女』と曲解され、興味本位で漫画や歌に取り上げられ、嘲笑の対象となっています。
実際に、タイ人がアカ族の村にやってきて、『ミーダに会わせろ!』なんて話は枚挙にいとまがありません。
そこで、我々のような団体が立ち上がり、政府の教育関係機関に働きかけ、テレビ局を巻き込んで、このような討論会を開きました。
また、言葉を正しく伝えるための書籍も発行し、アカ族の誇りを守る運動を展開しています。
ミーダ
↑ 最近発刊されたミーダの偏見を解く本。

伝統文化の継承活動については、次回(来週の土曜日になるかな?)に触れたいと思います。

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